右上6番の治療。
5〜6年前に他院で詰めたレジンを外した。
案の定、中では虫歯が進行・・。
全てとはいえないが、
レジンを交換しただけでは済まないのが、
レジン治療の末路だ。
金属で治療した場合は、
数年いや、数十年経過しても虫歯は進行していない事が多い。
二次カリエス(虫歯)があれば、また時間も費用も負担していただくことになる。
レジンは保険治療であり、
患者さんにとっては、お手頃価格で済む。
費用だけでみると「とりあえずレジン」になりがちだ。
でも、長い人生、どの治療方法で歯を守っていくか?
という点でよーく考えてみると、
良い治療で10年20年先も虫歯がない状態を
保つことが本当の治療ではないかとも思う。
詰めたあと、虫歯が進行していれば、
また削る、そして時間もとることになる。
これは果たして患者さんにとって幸せなことなのだろうか。
保険治療と自費治療の違い、
長期的な視点での説明を
今後もしっかりとしていこうと
改めて思う治療であった。